#なぜ LVL 製造なのか
日南町の林業の活性化を目指して
鳥取県では森林面積が占める割合が高いものの、現代林業が盛んになったのは20年ほど前と比較的最近のことです。日南町には実に多くの木が植えられていますが、単に木を伐って、売るだけでは大きな利益を期待できません。いかに木に付加価値をつけて売り出すか、また雇用を創出させるかという課題と向き合う中、行き着いたのが木を加工するLVL事業でした。杉の構造用LVLは全国で当社が初めて開発したこともあり、苦労も多々ありました。とはいえ未知の領域にチャレンジした経験は価値があったと言えます。おかげさまで大手ハウスメーカーさまとのお取引も増え、県内の工務店でも活用され始めています。
#オロチがある意義
オロチがきっかけとなり、日南の山を再び動かす
2021 年に起こったウッドショックでは、木材の供給が需要に追いつかないという事態が起こりました。ですが、日本の国土の約7 割は森林なのですから、ぜひこの国内資源を有効活用すべきと私は考えます。当社のLVL 事業がその流れのきっかけとなればうれしいですね。安定供給、安定価格、安定品質というビジョンをしっかり掲げ、国産材の価値を伸ばしていきたいところです。
当社の株主の大半は町内の森林所有者が株主であるため、これまで森に捨てられてきた小径木や曲がった材料も含めて原木を余すことなく少しでも高く購入する仕組みを構築しています。今後も事業を通じ、地元にしっかり還元できるよう、さまざまな取り組みを実施する予定です。
#オロチのビジョン
生産量拡大、日本の新しい森林活用モデルをつくる
現在のLVL 出荷数は月2000 立米程度ですが、今後は5000 立米に、さらに原木換算では年間5万立方メートルから12 万立方メートルへの生産量拡大を目標としています。
さらには、杉LVL のマーケットの拡張も目指しています。実現には人材の確保も不可欠であり、ゆくゆくは日南町と一体となって、県外と国外からも人材を受け入れるような仕組みも作れればと考えています。
また工場誘致といったお声がけも全国から多数いただいています。新たに工場が建設される機会があれば、当社の社員を技術指導員として派遣できるような体制も作っていきたいと思います。さらに国産材を用いた商品の開発など、他企業との連携による共同研究にも注力してく所存です
#採用メッセージ
社員のチャレンジを後押しする会社に
当社では社員一人ひとりの個性が尊重される風土を重視しています。やる気がある社員を伸ばす環境作りに努めており、縛りつけないフラットなコミュニケーションができる社風も当社の特徴です。夜勤など不規則な勤務体系ではありますが、社員の健康を第一に管理しています。
有給の取得率も年々上がっており、今後もより働きやすい職場となるようバックアップしていく所存です。
事業の拡大を見据え、日頃から社員には常に新しいことに積極的にチャレンジするよう奨励しています。「半歩でもいいから前に進もう」をコンセプトに、会社全体が盛り上がっていけたらいいですね。地元の方はもちろん、県外の方にもご応募いただたらと思います。
社員インタビュー
Interviews with Employees