森林を守るFSC 認証
FSC認証とは、適切に管理された森林で持続的な形で生産されている木材へ与えられる認証です。Forest Stewardship Council®(森林管理協議会;FSC;国際本部 ドイツ・ボン) より認定を受けたFSC認定認証機関によって認証発行されています。
当社の所在地である鳥取県日野郡日南町ではFSCの認証取得を推進しており、全山林面積30,346 ha の内、19,529 ha がFSC認証林です(平成25 年7 月1 日現在認証取得面積)。この広大な面積をもつ認証林では、伐採作業に際してオオサンショウウオ、サクラソウ、エビネなどの希少動植物に対する適切な配慮がなされるよう定められています。また、森林を健全に保つため間伐の基準が具体的に決められており、最終的にはスギ80 年、ヒノキ90 年の伐期を目標として森林の維持・管理が行われています。さらに、認証林の面積の約3 割を占める広葉樹の山林はむやみに伐採せず、生物の多様性を保ち、また、自然と人間とのふれあいの場を提供する貴重な財産として有効に活用します。
これらの方針と管理計画により、利水機能、保水機能や生物の多様性、さらには山林の地力を損なうことなく、経済的にも持続可能な形で森林を有効に活用することができます。
株式会社オロチ:FSC認証
当社ではこのような恵まれた立地条件を生かすため、平成23 年に加工・流通に関するFSCの認証であるChain of Custody(CoC) 認証を取得し、FSC認証材100%のLVLを製造・販売しています。FSC認証はまた、当社の目指す森林サイクルをより完成度の高いものとし、森林の有効活用を推し進めるためにも必要であり、積極的にFSC認証材の販路を拡大して参ります。
その他制度への登録
当社はさまざまな認証制度に賛同し、認定事業者として登録しています。
認定事業者として責任あるLVL 生産を行うことで、森林サイクルの維持・発展と地球温暖化の抑止、さらには木造建築の振興に努めています。
●「クリーンウッド法」
第8条の規に基づく木材関連事業者の登録
クリーンウッド法とは、2017 年5 月20 日に施行された合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律です。世界的に“森林の違法伐採問題” が取り上げられ、世界の主な木材輸入・消費国が違法伐採抑止強化に合意し、日本でもクリーンウッド法が作られました。オロチは木材関連事業者として登録しており、合法伐採木材の利用を推進しています。クリーンウッド法 登録番号:第二種 JPIC – CLW – 2 83
●あいち認証材
愛知県内で産出されたことを、あるいは、それを加工した製材品であることを愛知県産材認証機構が認証した木材・製材品を指します。当社では日南町産の木材の他、全国各地の地域産材を利用したLVL の製造を手掛けています。その一環として、愛知県産材認証機構の認定を受け、「あいち認証材」原木の利用と「あいち認証材」LVL の製造・販売に取り組んでいます。愛知県以外にも、お客様の地元産材を利用したLVL を製造させていただきます。
ご興味をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。あいち認証材 認定番号: P-200 認定期間: 平成25年4月1日~
●ひろしま認証材
広島木材組合連合会では、広島県産木材製品の品質向上や流通合理化のため木材業者登録が行われています。当社では日南町産の木材の他、広島県産のヒノキ、スギの木材を利用したLVL 製造・販売も行っています。
広島県木材業者 登録番号: 広木連1 種 県外 第3号