〒689-5665 鳥取県日野郡日南町下石見1829-103「日野川の森林(もり)木材団地」TEL:0859-83-612

オロチ発森林サイクルの提案

森は今

森林を守るためには森林整備が必要となっています。

 日本は国土面積の65%が森林。そのうち約40%が人工林です。森林は、これまで木材生産などの林業活動を通じて守り育てられてきました。しかし、林業従事者の減少と高齢化、また近年の外国産木材の輸入増加。さらに住宅も木材から他の材料に変わるなど木材価格の下落による林業の採算性の悪化に加え、経営コストの上昇により、林業活動が全般にわたって停滞しています。間伐などの手入れが適正に行われていない森林が増加してきていることから、安定した木材価格を基本とする安定供給体制の形成(素材生産単位の拡大)と、これに連動した森林整備の充実が今、求められているのです。

森林整備の意味

森林整備は地球温暖化対策に非常に有効です。

 森林は、木材として使用されるためだけに存在しているわけではありません。森林は様々な形でわたしたちに恩恵をもたらしています。例えば水。いつも私たちの周りに当たり前のようにある水は、森林からもたらされています。森林は自然のダムとして、長く雨が降らなくても途切れなく水をコントロールしながら送り出してくれています。人工林はCO2の吸収・固定源として「地球温暖化対策」に大変期待が寄せられています。特に若い木々は、多くのCO2を吸収し、酸素を出して成長します。さらに、土砂流出を防ぐなど私たちを守ってくれているのです。

私たちの提案

木は育てる努力を継続すれば、再生可能な大事な資源です。

木質バイオマスの利活用

 木を由来とした木質バイオマスは、例えば、木材工場からは、おが屑や樹皮・端材、森林からは、木材(間伐材を含む)・枝・葉・梢・根などがあります。

 当社は、森林整備の観点から、地域の森林を有効に利活用するためにLVLを製造しています。さらに、LVL製造機械へ蒸気を供給する過程で使われる木質ボイラーは、いっさい石油などの化石燃料を使用しません。主に、工場から出る木屑などを燃やしてエネルギーに変え工場内で使用することにより、年間6,100tものCO2の削減を目標にしています。当社では、LVL製造を通じて、少しでも「地球温暖化対策」へ貢献したいと考えています。